ワイヤー矯正について
幅広い症例に
対応可能な矯正装置
歯の表面にブラケットを装着し、そこにワイヤーを通し矯正していく一般的矯正装置です。症例を選ばす、ほとんどの不正咬合に対応することができます。装置の見た目が気になる方は、クリアブラケットやセラミックブラケットなど、目立たないブラケットもご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
メリット
- ・目立たない矯正装置と比較して治療費が安い
- ・目立たないワイヤー、ブラケットも選べる
- ・対応できる症例が幅広い
- ・矯正期間が短い
デメリット
- ・治療期間中は取り外すことができない
- ・口内炎ができる場合がある
- ・装置の間に食べ物が詰まる場合がある
インプラントアンカー
インプラントアンカーは、矯正治療の効率を高めるために使われる小さな医療用ネジで、歯ぐきの骨に軽く固定して使用します。
通常の矯正では奥歯を「支え」として他の歯を動かしますが、インプラントアンカーを使うと骨がしっかりした固定源となるため、これまで難しかった歯の動きも可能になります。
強く安定した力をかけられるため、治療の精度が上がるだけでなく、治療期間の短縮が期待できるケースもあります。
ワイヤー矯正の料金
ワイヤー矯正が
月4,700円(税込)〜で
始められます!
| 相談 | 0円 |
|---|---|
| 検査・診断 | 33,000円 |
| ワイヤー矯正 | 462,000円~1,133,000円 ※ワイヤー、ブラケットの種類により異なります |
※費用は全て税込み表記です
お支払いについて
お支払は現金による一括払いの他、クレジットカード、デンタルローンのご利用が可能です。
現金
現金でのお支払い
クレジット
カード
VISA/JCB/
Mastercard/など
※分割払いも可能
デンタル
ローン
ご希望に合わせた
分割によるお支払いプランを
お選びいただけます。
医療費控除について
1月1日から12月31日までの1年間に支払った医療費が10万円以上の場合、税務署に確定申告をすることで医療費控除が受けられます。
所得税が還付されたり、住民税が軽減されたりする可能性がありますので、歯科医院で支払った際の領収書、通院でかかった交通費などの領収書は、大切に保管するようにしましょう。
<詳しくは下記国税庁の
ホームページをご覧ください>
当院のワイヤー矯正
当院のワイヤー矯正は
様々な予算や期間に
対応できるよう種類をご用意
安価なものや矯正期間が短いものなど患者さま一人ひとりに合った方法を提案できるよう、
素材や見た目の違うワイヤー矯正装置をご用意しています。お気軽にご相談ください。
月々4,500円~のワイヤー矯正
当院では、信頼のワイヤー矯正を月々4,700円~というお手頃価格で提供しています。(※462,000円のワイヤー矯正を120回の分割でお支払いいただく場合の例)ワイヤー矯正は、様々な症例実績のある治療法で、しっかりとした効果を実感できる方法です。通院頻度も少なく、目立たず快適に治療を進められるため、忙しい方にも最適です。
また、月々分割でお支払いができるので、まとまった費用を一度に払う心配もなく、安心して治療を受けることができます。しっかりとしたサポートで、患者様の理想の歯並びを実現します。
年齢別の矯正治療
小学校の矯正治療
8歳ごろになると、不正咬合の特徴がお顔や歯並びに現れはじめます。
早めに治療することで、将来の顔つきや歯並びに良い影響を与えられることがあります。
お顔や歯並びは、生活習慣や遺伝の影響も大きいといわれています。
受けや出っ歯など、気になる点がある場合は、お子さまの診察をおすすめします。
中高校生及び大学生の
矯正治療
欧米では、きれいな歯並びは大切なステータスのひとつと考えられており、特にビジネスや教育の場でもその価値が重視されています。社会のグローバル化に伴い、これからの若い世代は海外で活躍する機会が増えるといわれています。
永久歯がそろう12~15歳ごろは、本格的な矯正治療を始めるのに適した時期です。
成人矯正
歯は年齢とともに少しずつ前方へ動いていく傾向があります。
特に、歯周病を経験された方は、その進行が早まることがあります。「前歯が前に出てきた気がする」「最近歯並びが変わってきた」という方は一度ご相談ください。
ワイヤー矯正の種類

表側矯正
歯の表面に装置をつけて歯並びや噛み合わせを整える方法で、ほかの矯正法と比べて費用を抑えやすい特徴があります。
装置の種類
メタルブラケット
金属製の一般的なブラケットです。装置は目立ちますが、リーズナブルな価格で治療を受けることができるのが強みです。
クリアブラケット
クリア素材でできた目立ちにくいブラケットです。ワイヤーも目立たない素材にすることで装置がより目立たなくなります。
セラミックブラケット
セラミックでできた目立ちにくいブラケットです。ワイヤーも目立たない素材にすることで装置がより目立たなくなります。
メタルワイヤー
金属製の一般的なワイヤーです。装置は目立ちますが、リーズナブルな価格で治療を受けることができるのが強みです。
ホワイトワイヤー
目立たない白いワイヤーです。ブラケットも目立たない素材にすることで装置がより目立たなくなります。
格安矯正のリスク
①前歯を広げる格安矯正には
口ゴボのリスクがあります
格安矯正では、前歯を外側に広げてスペースを作る治療が行われることがあります。
この方法では歯並びは整う場合がありますが、治療後に口元全体が前に出てしまうことがあります。その結果、口元がもっこりした印象になったり、重度の場合は「口ゴボ」のように見えることもあるのです。
もちろん、軽度の歯並びの場合はここまで目立つことはほとんどありません。
しかし、歯並びの乱れが中等度以上の場合、前歯だけを動かす治療では口元のバランスが崩れやすく、見た目に影響することがあります。
②IPRで歯を削る格安矯正には
すきっ歯のリスクがあります
格安矯正では、IPR(アイピーアール)と呼ばれる、歯と歯の間を少し削ってスペースを作る方法がよく使われます。
ただし、IPRで削れる量は1本あたり0.1〜0.3mmとごくわずかです。そのため、IPRだけでは十分なスペースが確保できず、後ほど「拡大床」などの装置を勧められることも少なくありません。
また、経験の少ない歯科医が削りすぎると、知覚過敏やすきっ歯のリスクが高まることがありますので、注意が必要です。
③拡大床で歯を広げる格安矯正には
口ゴボや出っ歯のリスクがあります
IPRで十分なスペースが確保できない場合、格安矯正では「拡大床」という装置が使われることがあります。
拡大床は金属のバネを使って歯列を外側に広げる装置で、子どもの矯正ではよく用いられます。しかし、大人の場合は効果が限られることがあります。
また、経験の少ない歯科医師が使用すると、歯を広げすぎて外側に斜めに傾いてしまうことがあり、その結果、出っ歯や口ゴボがかえって目立つことも少なくありません。
症例紹介
CASE2-1:出っ歯・でこぼこ
治療前
治療後
| 状態 | 出っ歯・でこぼこ(上顎前突) |
|---|---|
| 年齢(初診) | 33歳 |
| 抜歯有無 | 小臼歯2本抜歯 |
| 施術内容(装置) | ワイヤー矯正を使用して治療 |
| 治療期間 | 2年7ヶ月 |
| 費用 | 715,000円(税込) |
| リスク・副作用 | 歯周炎、歯の移動時の痛み |
CASE2-2:強いでこぼこ・受け口
治療前
治療後
| 状態 | 強いでこぼこ・受け口(叢生) |
|---|---|
| 年齢(初診) | 16歳 |
| 抜歯有無 | 非抜歯 |
| 施術内容(装置) | ワイヤー矯正を使用して治療 |
| 治療期間 | 1年10ヶ月 |
| 費用 | 869,000円(税込) |
| リスク・副作用 | 歯肉炎、むし歯、歯の移動時の痛み |
インビザラインとワイヤー矯正の違い
インビザライン ![]() |
ワイヤー矯正 ![]() |
裏側ワイヤー矯正 ![]() |
|
| 見た目(審美性) | 非常に審美的 | 装置が目立つ | 歯の裏側に金属を装着するため目立ちにくい |
| 調整の頻度 | 2~3ヶ月に一度 | 毎月 | 毎月 |
| 通院中の診療時間 | 20~30分程度 | 60分前後 | 60分前後 |
| ブラッシングの しやすさ |
非常にしやすい | 非常にしづらい | しづらい |
| 虫歯や 歯周病のリスク |
ほとんどない | ブラッシングによっては高リスク | ブラッシングによっては高リスク |
| 応急対応の頻度 | ほとんどない | ワイヤーの伸びだし装置脱離など | ワイヤーの伸びだし装置脱離など |
| 話しやすさ | 慣れるまでやや話しにくい | 表側装置はほとんどない | かなり話しにくい |
| コンプライアンス | しっかりと装着する必要がある 1日22時間の着用) |
着脱がないので関係ない (顎間ゴムは重要) |
着脱がないので関係ない |
| 痛み | 軽度 | 痛みが強いことが多い | 痛みを感じやすい |
矯正治療の流れ
STEP01.ご予約(来院・オンライン)
矯正相談は無料です。当院では、カウンセリングのお時間がしっかりとれるよう、予約制を採用しています。ご相談、受診をご希望の方は、お電話もしくはWEB予約より事前にご予約ください。LINEでのオンライン相談にも対応していますのでお気軽にご相談ください。
STEP02.矯正相談
矯正治療をご希望の方、ご検討中の方は、まずは矯正相談をご利用ください。ご希望に合う装置のご提案や治療期間、費用などについて詳しくご説明させていただきます。
STEP03.精密検査
矯正相談を行い、治療内容にご同意いただけた場合は、精密検査を行います。レントゲン撮影、口腔内撮影、お顔の撮影などを行います。
STEP04.矯正治療の開始
マウスピース矯正の場合
マウスピース矯正であれば患者さま専用の矯正装置(アライナー)を装着していただきます。
6~8週間に1回のペースで通院していただき、マウスピースを2週間おきに付け替えていただきます。1日20時間の装着を目安に飲食や歯磨きの時以外は装着していただきます。
ワイヤー矯正(裏側含む)の場合
歯にブラケットを装着し、そこにワイヤーを通していきます。
3~5週間に1回のペースで通院していただき、装置を調整いたします。
STEP05.治療終了・保定期間へ
歯並びを改善しても、舌の癖などが原因で元の状態に戻ってしまうことがあります。きれいな歯並びを安定させるため、約1~3年、保定装置(リテーナー)をつけます。この間、2~6ヶ月に一度通院していただき、咬み合わせや歯の状態をチェックします。
むし歯や歯周病がある場合
むし歯や歯周病がある場合は、初期治療として矯正治療と同時に行っていきます。矯正中はどうしてもむし歯や歯周病のリスクが上がるため、歯磨きの指導もこの時に行います。
矯正期間中の歯のクリーニング
矯正期間中は、装置をつけたまま食事をしていただくため、どうしても矯正器具のまわりに汚れが溜まりやすくなります。
凹凸のある装置は普段より磨きにくく、丁寧に磨いていてもセルフケアだけでは磨き残しが出てしまうことがあります。
装置に付着した汚れをそのままにしておくと、虫歯や歯周病の原因になることもあります。
そのため当院では、ワイヤー調整でご来院いただいた際に、必要に応じてスケーリングやポリッシングなどのクリーニングを行い、お口の中を清潔に保てるようサポートしています。
スケーリング
矯正装置と歯のすき間には、歯周病の原因となる汚れや歯垢(プラーク)、歯石が溜まりやすくなります。
当院では、これらの汚れをしっかり取り除くために、超音波スケーラーという専用機器を使って丁寧にクリーニングを行います。
細かい部分については、手用のハンドスケーラーを用いて、歯ぐきの上に付着した歯石や歯垢をていねいに除去します。
超音波と手用の器具を使い分けることで、お口の中を清潔に保ち、健康な状態に整えていきます。
汚れをきちんと除去することで、口臭予防にもつながります。
ポリッシング
歯の表面を丁寧に磨き、細かな凸凹をできるだけ滑らかに整えます。表面がなめらかになることで、見た目がきれいになるだけでなく、くぼみに歯垢が溜まるのを防ぎ、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
矯正期間終了後のアフターケア
矯正治療が終わり、歯並びと噛み合わせが整ったら、仕上げとして「保定装置」を装着します。矯正装置を外した直後の歯は、元の位置に戻ろうとする“後戻り”が起こりやすいため、歯を支える骨や歯ぐきが安定するまで保定装置でしっかり維持することが大切です。 保定装置にはいくつか種類があり、元の歯並びの状態や治療内容に合わせて最適なものを選びます。 治療後は、月1回〜2ヶ月に1回ほどご来院いただき、咀嚼や発音などお口の動きと歯並びのバランスを確認します。 装着期間には個人差がありますが、目安として約1年間で終了することが多いです。この時期は矯正治療の“仕上げ”としてとても重要な期間です。
リスク・副作用
・治療の初期段階では痛みや不快感が生じやすくなりますが、1 週間前後で慣れます。
・歯の動き方には個人差があるため、予想された治療期間より延長する場合があります。
・装置の使用状況や定期的な通院など、患者さまの協力程度で治療の結果や期間に影響します。
・顎の成長発育によって、咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
・親知らずの影響や加齢などによって、凸凹が生じる可能性があります。
・矯正装置装着時は、歯磨きがしにくくなるためむし歯や歯周病のリスクが高まります。
ワイヤー矯正のよくある質問
ワイヤー矯正は痛いですか?
痛みは装置を装着してから約3~6時間後に始まり、翌日あたりに最も強くなることが多いです。その後、ピークを過ぎると徐々に和らぎ、1週間ほど経つとほとんどの方が痛みを感じなくなります。痛みの感じ方には個人差がありますが、矯正治療を受ける多くの方がこの痛みを経験します。
ワイヤー矯正をした状態で、食事は可能ですか?
ワイヤー矯正中は、歯や装置への負担を抑えるため、柔らかい食べ物を選ぶのが理想的です。硬いものや粘着性のあるものは避け、食事の工夫をすることで快適に過ごせます。
おすすめの食べ物
主食系: 湯豆腐、柔らかい煮物、おかゆ、リゾット、うどん、スープ類
果物・乳製品: バナナなど柔らかい果物、ヨーグルト、ゼリー
汁物・サラダ: 味噌汁、ポテトサラダ
デザート系: ところてん、プリン、寒天
避けるべき食べ物
硬いもの: バゲット、せんべい、スルメイカ
かじりとる必要があるもの: とうもろこし、りんご、ステーキ、チキン
粘着性の高いもの: キャラメル、おもち、ガム、ヌガー、飴
食事の工夫
硬い食べ物は 小さく切る・割る、スープに浸す
粘着性のある食べ物は 細かくして食べる
食べ方を工夫: 飲み物はストローを使用し、食事はお箸で細かくして口に運ぶ
着色に注意: 樹脂製の装置は着色しやすいため、色の濃い飲食物は控える
適切な食事を心がけることで、矯正中でも快適に過ごせます。
ワイヤー矯正治療はどれくらいで治療を終了しますか?
ワイヤー矯正の治療期間は、半年前後~3年前後かかり、始めのお口の中の歯並びの悪さと、求めるゴールによって期間は変わります。ベストを求める治療においては、抜歯を伴わない場合で約1年前後〜2年前後、抜歯が必要な場合は約2年前後〜3年前後が目安です。ただし、歯の動く速さには個人差があります。
ワイヤー矯正によっては、顔は変わりますか?
ワイヤー矯正は、歯並びを整えるだけでなく、顔全体の印象にも大きく影響を与えることがあります。 矯正後は、口元や顎のラインが変化し、笑顔や横顔に自信が持てるようになるだけでなく、健康面の改善が期待できる場合もあります。
ワイヤー矯正は何歳が多いですか?
成人後に矯正を受けた患者の割合を見ると、20代~40代が約8割を占め、50代~70代は2割強となっています。
歯並びを悪くする
お口の癖を改善するトレーニング
歯並びや咬み合わせが乱れる原因は、遺伝だけでなく、生活習慣や日常の癖なども関係しています。
当院では、口腔筋機能療法(MFT)というトレーニングを取り入れ、生活習慣や癖による歯並びや咬み合わせの乱れのリスクを抑える取り組みを行っています。




