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サージェリーファースト
(Surgery First)とは

手術

サージェリーファースト(Surgery First、以下「SF」と表記)は、顎変形症の治療における外科矯正の方法の一つで、文字通り「手術を先に行う」治療方針です。
従来の顎変形症治療では、まず術前矯正を行い、歯並びを整えた後に手術を行い、術後に微調整の矯正をするという流れが一般的でした。しかし、SFでは、術前矯正を最小限、もしくは行わずに手術を先行して行い、その後に必要な矯正治療を行うことで、治療期間の短縮や顔貌改善の早期達成を目指す方法です。
顎変形症とは、顎の位置や形状の異常によって咬合(噛み合わせ)が不適切になった状態で、上下顎のずれ、下顎前突(受け口)、上顎前突(出っ歯)、開咬(前歯が閉じない)、顔の非対称などの症状を伴うことがあります。これにより、咀嚼機能や発音、審美的側面、時には呼吸機能に影響が出ることがあります。外科矯正は、こうした顎骨の変形を手術で補正し、矯正歯科治療で歯並びを整える複合的治療です。SFは特に以下のような特徴を持っています。

1.手術を最初に行う

顎骨の位置を整える手術を先に行うことで、骨格的な改善が早期に達成されます。従来の術前矯正を1年以上行う必要がないため、治療期間の短縮が可能です。

2.矯正治療の負担軽減

歯並びが手術後に骨格に合わせて矯正されるため、従来の術前矯正で歯を大きく動かす必要が減り、矯正治療の負担も軽くなるケースがあります。

3.審美的改善の早期化

顎のずれや突出が手術直後に改善されるため、見た目の改善が早く、心理的な負担が少なくなります。

4.健康保険適用外の自費診療

SFは保険診療の対象外で、自費での治療となります。費用は従来の外科矯正より高くなる場合が多いですが、治療期間の短縮という利点があります。