矯正治療中は、日々のセルフケアだけでなく、自分の口腔内の状態をチェックする習慣が重要です。以下の項目を日常的に確認することで、トラブルの早期発見や予防につながります。
- 歯肉の状態
・歯肉の色は健康的なピンク色か。赤く腫れていないか。
・歯磨き時に出血がないか。出血が続く場合は歯科医院に相談。 - 歯の表面
・歯に白い斑点や茶色い着色はないか(初期虫歯の可能性)。
・ラケット周囲やワイヤー下に汚れや食べかすが残っていないか。 - 矯正装置の状態
・ワイヤーが外れたり、ブラケットが欠けていないか。
・ゴムやチェーンが緩んでいないか。 - 口腔内の痛みや不快感
・口内炎や歯肉の腫れがないか。
・噛んだときの違和感や痛みがないか。 - 口臭の有無
・口臭が強くなっていないか。
・口臭が続く場合は、歯磨き方法や汚れの蓄積を見直す。
このチェックリストを日々確認することで、セルフケアの効果を評価し、問題があれば早期に対処できます。
矯正期間中のブラッシング手順(実践例)
矯正装置を装着している歯のブラッシングは、手順を工夫することで磨き残しを防ぐことができます。以下は実践的な例です。
STEP01.歯ブラシの準備
硬さは「やわらかめ」または「ふつう」を選ぶ。
ワイヤーやブラケット周囲用に、ワンタフトブラシを用意。
STEP02.ブラケット周囲の清掃
ブラケットの上から毛先を45度の角度で当て、小さな円を描くように磨く。
ワイヤー下の隙間には、ワンタフトブラシやインターデンタルブラシを使い、食べかすを除去。
STEP03.歯と歯の間の清掃
フロスやフロススレッダーを使い、歯間に詰まった汚れを取り除く。
マウスピース矯正の場合は、装置を外した状態で歯間の清掃を必ず行う。
STEP04.歯の表面全体の磨き
通常の歯ブラシで、奥歯や前歯の表面も丁寧に磨く。
最後に唇側、舌側も忘れずにブラッシングする。
STEP05.仕上げ
フッ素入り洗口液でうがい。
磨き残しがないか、鏡で確認する。