サージェリーファーストで行われる顎矯正手術には、主に以下の方法があります。どの手術方法を選ぶかは、顎骨の形態やずれの程度、咬合状態によって決まります。
下顎枝矢状分割術(SSRO:Sagittal Split Ramus Osteotomy)
下顎骨の後方部分を左右に分割し、前後方向に移動させる手術です。受け口(下顎前突)の矯正によく用いられます。
- 骨片が安定しやすく、固定がしやすい
- 術後に咬合の微調整を行いやすい
- 顎の左右差にも対応可能
上顎骨前方移動術(Le Fort I型骨切り術)
上顎骨を水平に切り、前方へ移動させる手術。出っ歯(上顎前突)や開咬の矯正に有効です。
- 上顎骨全体を動かせるため、大きな顔貌変化が可能
- 鼻腔や上顎洞の形状に注意が必要
- 固定プレートで安定させ、術後の矯正で細かく調整する
下顎前方移動・骨切り(BSSO+前方移動)
上下顎を同時に手術する場合もあり、顔全体のバランスを整えるのに有効です。