顎変形症の症状は、大きく分けて形態的な問題(見た目)と機能的な問題の2つに分類されます。
形態的な症状(顔貌の問題)
顎変形症では、以下のような顔貌上の特徴が現れることがあります。
- ・下顎が前に突き出ている(受け口・下顎前突)
- ・上顎が前に出ている(出っ歯・上顎前突)
- ・顎が小さく後退している(小下顎症)
- ・顔が左右非対称に見える
- ・顎が横方向にずれている
- ・横顔のライン(Eライン)が乱れている
- ・口元が突出して見える、または引っ込んで見える
これらの見た目の変化は、患者本人の心理的ストレスやコンプレックスにつながることが多く、対人関係や社会生活に影響を及ぼす場合もあります。
機能的な問題
顎変形症では、形態異常に伴って以下のような機能障害が生じることがあります。
- ・うまく噛めない(咀嚼障害)
- ・食べ物を細かく噛み切れない
- ・発音が不明瞭になる、滑舌が悪くなる
- ・顎関節に痛みや違和感が出る
- ・口が開きにくい、または開きすぎる
- ・咬み合わせが不安定で疲れやすい
これらの機能障害は、放置すると顎関節症や消化不良など、二次的な健康問題を引き起こすこともあります。